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雑学講座21: ABS入門 その5

運転者に要求されるもの


これまで、ABSのシステム、メカニズムの説明をしてきましたが、これだけでは実は不十分 です。ABS+正しい使い方で初めて、ABSは活きてくるものです。

まず、ABSを効かすためには、思い切り強く、ブレーキペダルを踏むことが大切です。 (自動車教習編で説明したパニックブレーキと同じ)
すなわち、思い切り、力強く ブレーキをかけても、ハンドル操作が上手に行えるのがABSの本領発揮なのです。 中途半端な踏み方では、ABSが生きてきません。
ABSは、タイヤのグリップ力の制約条件の中で 、最大限に制動力を引上げるのが、その目的です。
(JAFのHPでは、このパニックブレーキのことが、詳しく解説されています。)  
最近では、この踏力不足を補うため、ブレーキ・アシスト装置というシステムが既に実用化 されています。

これは、一定以上の速度でペダルが踏込まれたとき、その力を感知し システムでブレーキ圧を増加してくれます。か弱き?女性の味方です。

尚、初心者の場合、ABSが作動したときにペダルに振動(いわゆるキックバックという現象) が伝わり、思わずペダルから足を離してしまうこともありますが、ABSが効いている証拠と 肝に銘じ、とにかく踏み続けることが大切です。

また、ABSは、どこでも万能という訳ではありません。砂利道や凍結面では、 かえって、ABS非作動時よりも停止距離が延びることがデータで実証されています。 更に、ある程度のスピード(50km/h)以上でないと、十分に効果が現れません。また、 カーメーカーにより差はあるようですが、7〜10km/h以下の低速では、ABSが作動 しないような設定がされています。
ABS入門編は、今回でひとまず終了します。

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