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雑学講座25: ブレーキシステム(1)

ブレーキが止まるまで


この項は、雑学講座では、もっと初めの頃に取上げていた方がよかったかも知れませんが、 読者の方も基本に立戻って、復習しては如何でしょう。 まずは、下の図を眺めて下さい。
ドライバーがブレーキペダルを踏むと、その力はブレーキブースター(倍力装置) で増幅され、マスターシリンダーで液圧が発生。さらに前後配分など が調整(Pバルブ またはバルブの代りにABS)され、各車輪のブレーキに伝えられます。
人がブレーキペダルを踏むと、まずブレーキブースターに力が伝達されます。 ブレーキブースターは、倍力装置とも言われ、最近のようなクルマの大型化や 高速化に伴い、大きなブレーキ力を発生させるためのものです、原理は、エンジン の負圧と大気圧の差を利用して、負圧の吸引力で、マスターシリンダー側への 押圧を増大させることです。ブレーキ力をアシストさせる訳ですが、 最近はやりの「ブレーキアシスト」とは、意味が違います。
雑学21のABS編でも触れましたが、こちらは、コンピュータがペダルの 踏込み速度から、自動的に緊急ブレーキと推論し、ABSも含めた最大ブレーキ 力を確保するものです。
メカニズムとしては、ABSのメカニズムを流用しています。

次に、マスターシリンダーで液圧に変換されます。液圧を利用する最大の利点は 力の伝達が容易で、配管も自由に行えること。密閉された配管の中の液体に 加えられた力は、その大きさを変えずに、伝達されるという「パスカルの原理」 そのものです。伝達側と被伝達側で、ピストン面積を変えれば、力の増幅、配分 も調整出来ます。
尚、マスターシリンダーの上には、リザーバータンクがついているので、ここで パッド摩耗時にピストンが押出された時のブレーキフルードの補充も行われて います。

マスターシリンダーで液圧に変換された後、Pバルブ(プロポーショニングバルブ: 液圧調整弁)で、後輪のブレーキ力が小さくなるように調整されます。

このあと、ようやく、ブレーキ(ホイールシリンダー)本体に液圧が伝達され、 ホイールについたディスクローターを挟み付けて、クルマが止るわけです。

                     続く・・・・。

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