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雑学講座38: ディスクローター その1


ブレーキ力はディスクローターとパッドが摩擦することにより発生します。 従ってパッドの選定も大事ですが、相手ローターの選定も大事です。

そのローターの形状、材質について数回にわけてお話ししましょう。 ローターの主な働きは、パッドと摩擦することによりブレーキ力を発生させ、 車の運動エネルギーを熱に替えることです。また鳴きの少ないことも重要ですね。

まず、今回は、ローターの形状です。
重量の大きな車、高速車は一回の制動で生ずる運動エネルギーが大きくなります。また降坂とか繰 り返し制動でも発生運動エネルギーが大きくなります。この運動エネルギーが熱となってローター の温度を上げます。
ローター表面温度が800℃以上になるとフェード (雑学講座−1参照)を起こしたり、 パッド摩耗が大きくなったり、ローター表面にクラックが入ったり、最悪時にはローターの破損に つながります。そこでこの最高温度を抑える必要があります。そのため、上記のような車には外径 を大きく、厚さも厚いローターが必要です。

またブレーキ負荷の大きいフロント用には、ローターを冷やすため、通風孔(ベンチレーテッド) 付ローターが一般的です。
話が少しそれますが、見栄えのいいアルミホイール、あれも風の通りをよくすることで、ローター 温度を下げることで、ブレーキ性能アップに一役貢献している訳です。

ローター温度を抑えるためではありませんが、パッド摺動面にスリットやドリル孔を開けたものもあります。 これはパッドの摩耗粉の除去あるいは水切をよくし、効きを安定させたりウォータフェード 水が表面につくと効きが落ちる現象)を防止するためです。 ただし、いいところばかりではありません。
特にドリル孔は、ローターの温度が不均一になりやすく、ジャダー(雑学講座11参照)の原因にも なりますので、むやみに穴をあけないようにしましょう。


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