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雑学講座39: ディスクローター その2

鋳物の組織写真

今回は、ローターの材質のお話です。
通常、乗用車には普通鋳鉄が使われています。これは摩擦係数が安定していること、 パッド摩耗も少ないこと、鳴きが少ないためです。瞬間最高使用温度は600℃くらいです。
この普通鋳鉄は成分としてカーボンが数%入っていますので、潤滑性がよく(摩擦係数が安定) 減衰能が高い(鳴きが少ない)という特徴をもっています。
短所は表面が柔らかいためメタリック系(ロースティール系、スティール系、メタル系をいいます。 以下では総称としてメタリック系と称します。雑学講座10参照)パッドを使用した場合、ローター 表面が荒れることです。
従ってこのローターには、通常は非メタリック・ノンアス系のパッドが使われます。 SEISPORT/SSはこの系統です。またSEISPORTS/CSはメタル成分を極力抑えた ロースティール系ですので他社のメタリック系よりローター攻撃性は少なくしています。 あらら、またコマーシャル(^_^)v 

次は鋳鋼ローターです。特徴は瞬間最高使用温度が高いことです。負荷が高いトラックなどに 使用されています。短所はカーボンが1%以下のため鳴き易いことです。

2輪用にはステンレスローターが使われています。2輪は見栄えが大切ですので錆びない材料を 使っています。このパッドは焼結パッドが主流です。
番外ですが鍛鋼ローターもその耐熱性から新幹線のブレーキに使われています。300km/hからの 非常ブレーキではロータ温度は1000度を超えます。因みにパッドは焼結パッドです。
車両別にローター、パッドの使用状況を示すと概略以下のようになります。


 注記:ローターのVはVENTILATED(通風孔付き)を示します。
    ローターのSはSOLID(通風孔なしの板タイプ)を示します



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