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雑学講座6: ふたつのキャリパー その4

RV車には、なぜ対向型が適しているか


ランドクルーザーやプラドといったRV車には対向型ブレーキが装着されています。 今回は、対向型がRV車に適しているという話です。



まず、RV車は一般道のみならず、当然ダート、悪路などオフロードも走行する。 このとき振動によりブレーキにかかる衝撃は、最大30Gにもなってしまう。 (スペースシャトル打上げ時の加重は、8G、なんとその4倍!)
それに耐えるには、剛性の高い対向型の方が、浮動型よりも適している。

また悪路では、泥、飛石などが、容赦なくブレーキにかかるため、浮動型の ような摺動部分の多いブレーキでは、摺動部分のシール部分(通常ゴム製) がダメージを受けやすく、最悪その部分が錆付き、ブレーキが効かなくなる 虞れがある。
その点、対向型は摺動部分が浮動型の約半分と少なく、しかも泥、飛石など がかかりにくい構造となっている。  →雑学講座4

更に、RV車は車体が重いため、ブレーキング時のパッドおよびロータの温度 が高くなりやすく最悪フェード現象を起し、ブレーキ力の低下につながる。
 →雑学講座1
このフェード現象を回避するためには、ロータ、ブレーキを大きくするのが 近道だが、限られたホイールスペースでは限界もある。

そこで、対向型ブレーキの登場となる。これは対向型の方が、パッドの面圧 を均一にさせることが出来るため、面圧の不均一によるヒートスポット(*注) を生じさせないので、最高温度を低く抑えられるためである。

さあ、対向型ブレーキで、楽しいオフロード走行を!!



注)ヒートスポットって一体何?

パッドがローターを押付ける力が不均圧だと、面圧の高い部分が仕事を 請負ってしまうため、その部分が局部的に温度上昇する現象が起ります。
(御輿かつぎで、一生懸命にかつぐ人は、そうでない人の倍も疲労する。 中には御輿にぶらさがっている人もいる?)



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