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雑学講座63 自動車用ブレーキの分類その3



最後は、運動エネルギー変換方式です。

一般的に思い浮かべるのは熱変換方式です。
通常の ローター/パッドを使ったブレーキですね。運動エネルギーは、車重X(速度)の2乗となるので、 これに対応するため、RV用、高速車用ブレーキ装置は、熱を発散させる様、どんどん大きなものになって きています。

ところがトラックなどは、車輪内のスペースが限られているため、大きく出来ません。
そのため補助ブレーキとして、液体式リターダ、磁気式リタ-ダなどが使われています。 これらも一種の熱交換方式です(なお、トラックの補助ブレーキとしてはエンジンを使った排気 ブレーキもあります)。 →雑学講座35「トラックのブレーキ」

電気変換方式は電気に変換するものです。
最近のハイブリッド車ではブレーキ時に発生するエネルギーを電気に変換してバッテリーに 溜めるようになっています。
(うまく制御すれば、全体の運動エネルギの30%くらい再生できるようです)。
新幹線では回収した電気を他の列車で使っていますので、非常に節電になっています。 省エネルギという点では電気変換方式は熱変換方式より優れていますね。 いわゆるエコ・カーです。

では、最後にクルマの分類毎にどのようなブレーキの種類の構成となっているかを 下表にまとめましょう。


クルマの分類動力源伝達媒体エネルギ
変換方式
備考
軽、小・中乗用車真空倍力ブレーキ液常用フットブレーキ
大型乗用車、RV真空/油圧倍力ブレーキ液常用フットブレーキ
ハイブリッド車
電気乗用車
電気
真空倍力
電気/
ブレーキ液
電気/熱電力回生(モータ)
常用フットブレーキ
中、小型トラック空気倍力ブレーキ液常用フットブレーキ
大型トラック
トレーラ・トラクタ
空気倍力
電気/空気
空気
空気/電気
常用フットブレーキ
流体式・磁気式リターダ
(共通)駐車用人力(手又は足)ケーブル非常ブレーキ兼用
新幹線(参考)電気電気電気電力回生(モータ)
空気倍力電気常用非常基礎ブレーキ
飛行機(参考)油圧倍力電気/油圧機械式ブレーキ
空気(フラップ)電気/油圧空力空力式ブレーキ

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