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雑学講座17: ABS入門 その1

どんな役目?


先程、東京モーターショウが終りましたが、特別にABS(Anti−lock Braking Systemの略) の紹介を行っているブースはありませんでした。
弊社も90年代前半までは、モーターショウで、ABSの機能紹介をPRしていた ものですが。
98年の自動車工業会調べでは、既にABS装着車の割合は、72.1%。
乗用車では、ほとんどの車種で標準装備またはオプション設定 されています。
その「普通の部品」となったABSについて、もう一度原点に戻って その基本的な原理、しくみについて数回に分けてお話をしてみましょう。

ABSの効果
ABSは、横滑り防止装置といわれますが、その名の通り、滑りやすい路面で の急ブレーキング時、タイヤがロックしないように制動力をコントロールするシステムです。

すなわち、雪道や雨の日の滑りやすい路面状況でブレーキをかけたり、旋回中に 急ブレーキをかけると、ABS非装着車では、下図のように車両安定性を失うだけでなく、 ハンドル操作不能となってスピンを起してしまいます。
これに対し、ABS装着車は走行状態および路面状態に応じてブレーキ力が制御されて、非 装着車と比べ、より高い操舵性(ハンドルを切った方向へ車を向ける性能)、方向性が得られ、 多くの場合、制動距離も短くなります。

■ 豆知識 ■

このABSについては、実は自動車以外では、ずいぶん昔 から実用化されているんですヨ。

飛行機では、1960年代には、既に一般的になっていました。 新幹線でも1970年代から、滑走防止制御装置という名で使用されています。
どちらも、大量輸送機関で大勢の人命を預るわけですから、コストは さておき、早くから実用化されてきたわけです。
日本のような短い滑走路の上でも止るためには、 停止距離を短くすることが必須条件でしょう。

車の場合は、停止距離を短くすることよりも、むしろハンドル操作で危険回避が 出来ることの方が、アクティブセイフティの主役として重要かも知れません。
それにしても、ABSの装着車に馴れてしまえば、非装着車には、もう 怖くて、乗れませんよネ。

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