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雑学講座33: バイクのブレーキ その1

パッドとローター材質


電車のブレーキを連載時、トラックや飛行機のブレーキも紹介して欲しいとの お便りを頂きました。折角の機会ですので、しばらく自動車以外のブレーキにも少し 触れてみましょう。

初回はバイク用ブレーキです。 なお、SEIでは、原付や小型バイク用は作っていないので、中〜大型バイク用 ということで、お話を進めます。


今回は、パッドとディスクローターの材質です。
まず、パッドからです。
バイク用と自動車用との使用条件の一番大きな違いはなんでしょうか? そう、外界にむき出していることです。
そうなると、雨に直撃されますね。このため、バイク用では降雨時にも一定の摩擦 係数が確保されることが大切です。
具体的には、ローター表面が水膜で覆われたときでも、大きな 摩擦力でこの水を除去しつつ、ローターに押しつける必要があります。 自動車用パッドの摩擦係数が、0.35〜0.40なのに対して、バイク用は、 0,45〜0.55と約30%も、高めになっています。 こうなると、材質も、高温に耐えつつ、雨でも摩擦係数が安定していること が必要です。具体的には、レジン材ではなく、焼結合金(金属粉を焼き固め たもので新幹線にも使用されている)が一般的です。

また、効き方として、制動後半やや尻上りの特性を持たせてケースが多いようです。 最後に、強くレバーを引けば、その分強く効く訳です。 レバーを握った瞬間、いきなりギュッと効くのは2輪では、危ないからでしょう。

次にローターの材質です。焼結合金はレジン材に比べて堅いのが特徴です。 そのためローター材も硬めのものが使用されます。自動車用は、 ねずみ鋳鉄(通称、FC鋳物といいます)ですが、バイク用は見栄えも 重要なので、錆びなくて、堅いステンレス材(SUS)が一般的です。 さらに、水はけをよくする(同時に軽量化も図る)ため、ローターに穴を空けているのが一般的です。





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