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雑学講座36: 飛行機のブレーキ


とうとう飛行機が登場しましたね。 ジェット旅客機のブレーキと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

ジャンボジェットを例にとると、280tもの巨大な金属の固まりが、ほぼ新幹線線の速度に相当する 時速250kmの速度で着地し、それもわずか1〜2km程度の距離で停止 しなくてはなりません。 そこで飛行機では、スポイラー、ジェットエンジン(逆噴射)、 ディスクブレーキの3点セットで止める訳です。 (トラックと同様、システマチックな分担が必要ですネ。)


まずは、スポイラーと言って着陸と同時に、翼の後部から板が立ち上がり 空気抵抗を利用します。

次に、ジェットエンジンの逆噴射です。これで一気に減速します。 初めて飛行機に乗った子供は、着陸してから、ゴーッと爆音が鳴り響くを聞いて びっくりしています。
尚、プロペラ機はプロペラを逆回転させているかといえば、そうではなく ピッチの向きを変えて、減速しています。プロペラ機の着陸時の速度は時速70〜80km くらいとのことです。

最後にディスクブレーキの出番です。飛行機の場合、1ブレーキ当たりの負荷が大きいため、クルマとは違い 、ディスクは複数枚ついています。これを多板式ディスクといい、リニア新幹線でも応用されています。

勿論、ABSも装着されており、タイヤのスリップを防止しています。 何しろスリップするとその重量のため、熱で一発でタイヤがバーストしてしまいます。 ということで大型機では、アンチスキッド・ブレーキというシステムですでに30数年も前に実用化されていたのです。

飛行機のブレーキにとって一番厳しいのは離陸を止めるときなのです。 何しろ、離陸時は、300km/h近くものスピードが出ていながら、エンジン逆噴射も空気抵抗も助けてくれ ません。また、新幹線のように3〜4km先で止まるという訳にはいきません。そこには、想像を超えた すさまじいエネルギーが必要です。かつて福岡空港で起きた悲惨な事故が目に浮かびます。



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