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雑学講座48 ブレーキ力配分 その2


今月はクルマの荷重配分です。
(いろいろ式とか図が出てきますが、我慢して見てください。)

例として、FF乗用車とします。
先ずは非制動時の状態です。1名乗車では前輪65%後輪35%です。ところが 定員乗車(積車状態)ですとこれが前輪55%、後輪45%になります。つまり人 が乗ると全体の荷重(重量)は増えますが,前後輪の荷重配分は後輪寄りになります。


次は制動時の状態です。みなさんも経験されているように、ブレーキをかけると体が 前に押し出されますね。これと同じでブレーキをかけるとクルマの荷重移動が生じて 前輪により大きな荷重がかかってきます。当然後輪はその分だけ小さくなります。 また急ブレーキほど荷重移動が大きくなります。具体的には1名乗車で緩ブレーキ では前輪70%後輪30%、急ブレーキでは80%、20%となります。定員乗車では 緩ブレーキで60%、40%、急ブレーキで70%、30%となります。


非制動時(一名乗車時)
前輪荷重65% 
緩ブレーキ時
前輪荷重70% 
急ブレーキ時
前輪荷重80% 


これを数式で表すと
WFd=WF+βkW   WRd=WR-βkW 
   WFd:ブレーキON時の前輪荷重 (WF :ブレーキOFF時の前輪荷重)
WRd:ブレーキON時の後輪荷重 (WR :ブレーキOFF時の後輪荷重)

Wは全荷重でW=WF +WR=WFd+WRd
βはブレーキの強さ(緩ブレーキ0.05〜0.2 急ブレーキで0.4〜0.7)
kは定数でk=h/L=0.3〜0.5  hは重心高、Lはホイールベース


上の式からおわかりのように重心高が高いRV、トラックは荷重移動が多くなります。また、ホイールベースの短い軽自動車も同様です。 つまり乗用車に比べてRV、軽自動車、トラックは前後輪の荷重配分が大きく変化することになります。

如何でしたでしょうか? え?数式だらけで見る気が起きなかった! まあ、そういわずに。 たまには、こんなこともありますヨ。

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