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雑学講座52 「摺り合せ」と「焼き入れ」 その2


次に「焼き入れ」です。
これはサーキットなどのハードな使い方をする場合、前もってパッドを高温にして、材質 を一部(表面近くを)変質させることにより、フェード(雑学講座その1を参照ください)を防ぐ目的 で行なうものです。
街乗りを主とするユーザーは必要ありません。どうしても必要な場合のみにしてください。また 「焼きを入れる」場合は専門家に相談しましょう。

パッドには、約10数種類の原料を結合するために、接合材としてレジンが使われています。この レジンは250℃以上になると、分解してガスを発生します。このガスが、パッドの表面に溜まり、 効きを大幅に落としてしまいます。
また、材質自体も高温で変質*1するため、摩擦係数が低くなります。そこで事前に、表面近くの 材質を高温で変質させておくわけです。具体的に、「焼きを入れる」方法は、なかなかむずかしく、 一概にはいえませんが、「高速、高減速度で繰り返し制動、サーキットでパッド温度300℃以上」 が目安です(車種、パッド材質,走行パターンなどにより「焼きを入れる」目標値は大幅に違って きます)。

なお、焼きを入れすぎると、パッド寿命が短くなったり、変質層が厚くなりすぎて、かえって効か なくなったりすることもありますので、くれぐれも注意して行なってください。また決して、一般道 では行わないようにしてください。

注1:パッド表面と内部では、温度が大幅に違いますので、表面温度が高いからといって、内部 まで変質しているわけではありません。ハードな使い方をした後は「慣らし」を十分に行なえば 新しい表面が出てきて元のように使えます。

注2:ノーマル(純正,優良)パッドで出荷段階から表面に「焼きを入れた」ものがあります。表面 が若干黒くなっているので直ぐにわかります。これはフェード防止以外に「慣らし」を早くし、鳴 き低減、効きアップを目的としたものです。

   宣伝です! SEI SPORTS PAD(SS/SS-RV)はノーマル(純正、優良)並みに簡単に「慣らし」 ができます。サーキット用SEI SPORTS PAD(CS)は金属繊維を極力抑えしかも超高温まで フェードしにくくしていますので「慣らし」は簡単にできますし、「焼き入れ」も極力不要にしてい ます。まさに謳い文句「街乗りからサーキットまで」ですね。


 



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