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雑学講座66 タフなブレーキ その1

読者の皆さんから、「ブレーキ回りをタフにしたいが」とのお問合わせがよくあります。 パソコンの場合は、メモリー増強やハードディスク交換などで比較的容易に性能アップ を図れますが、ブレーキの場合は、へたに触ると安全面に影響しますし、費用もピンキリ で、こうしたらタフになるとは一概に言えません。そこで、「タフ」を、効きがよくなること、 ハードな使い方でも安定して効くことと定義して、その方法の一端を御紹介しましょう。

先ずは「効きをよくする方法」です。
いちばん簡単なのは、スポーツパッドへの交換です。摩擦係数がアップし、制動力が 高まります。予算が少なければ、前輪のみ(これだけでも効きアップが実感できます) 出来れば前後輪とも替える方がベターなのは、言うまでもありません。

次は、ローターの変更です。ローターの外径が大きくなると有効制動半径が大きくなり 効きがアップします。但しブレーキ取付のための専用ナックルあるいは専用アダプタ が必要になります。また、ローター外径が大きくなるとタイヤもインチアップする必要が あります。なおタイヤのみインチアップすると効きは、落ちますので注意下さい。

その他の方法としては、大径シリンダキャリパへの交換があります。この場合は パッドを押す力が増えるので効きが良くなります。ただし、そのままではペダル ストロークが増えますので、マスターシリンダ、倍力装置などの交換も必要になってきます。 なお、変更に当たっては、ブレーキの前後バランスを考慮する必要があります。 できれば、前後とも同じように変更するのが理想的です。前後バランスが大幅に 崩れると急ブレーキをかけたとき車輪のロック状況が変わるため、操縦安定性、 車両安定性あるいは停止距離などに影響を及ぼすことがあります。 但し最近の車はABSが装着されていますので若干の前後バランスの崩れ 前輪のみスポーツパッドへ交換の場合など)でも実用上はほとんど問題ないでしょう。 なおラリーなどではわざと前後バランスを変えることもあるようです。

(参考)メッシュホースに取り替えたら、効きが良くなるのでは?とかマスターシリンダ ストッパーを取り付けたら?の問い合わせも良くあります。これらは効きそのものを よくするわけではありません。あくまでもペダルストロークが短くなったためよく効く ように感じるためです。詳細はSEMINAR 54話「ブレーキフィーリング」を参照ください。

(参考)ブレーキとは直接関係ありませんが、タイヤの特性により効きが良くなった ように感じることもあります。特にABS装着車の場合、ブレーキを緩める限界が タイヤによって若干違いますので、効きが違うように感じることもあります。



ローター径アップ時、ホイールのインチアップも必要


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