AISIN GROUP

株式会社アドヴィックスセールス

MENUCLOSE

ブレーキ雑学講座

TOP> サポート情報 > ブレーキ雑学講座>

雑学番外地 雑誌評価 その2

ブレーキ雑学講座一覧に戻る

雑学番外地 雑誌評価 その2



CARBOY 99年10月号  アドヴィックスSPORTS-CS使用記


  こいつは、とてつもない底力を秘めてていた。

アタリもなにもなし。セットした直後から効いちゃうなんて、ほんと純正と変らない。それどころかこお手軽さ、速効性は純正以上だ。さすが、アドヴィックス。となれば「こいつは純正の代替品・・・・・・。せいぜい頭に毛が3本、増えたぐらいの性能じゃないの??」と思うのがフツー。 少なくとも、今までの純正メーカー系パッドは、この路線上にあった。


写真は、本文と関係ありません


しかし、こいつはとてつもない底力を秘めてていた。最初のチェックポイントは、ほかのパッドと同様、温度域だ。とにかく、低温域の効きはトップクラス。「600℃に達する高温域でもフェード感はなし。ロックしちゃうくらい だからね。ただコントロール性がイマイチ」というのがサカキ先生の弁。この部分をもう少し詳しく説明すると、最もおいしく使えるのは400℃付近までなのだが、多少難があるのが、この温度域でもフロントの方が 強く、ロックしやすい点だ。

中間から奥にかけてのコントロール幅は広く、初心者がよくやる踏み足しにも対応しているんだけど、ロック寸前のところが分りにくいのが欠点。温度域がさらに高くなってくると、はっきりとこの傾向が出てくるらしい。

それでもこのタッチをつかんでしめば、メチャ踏みやすく、サカキ先生も制動距離を縮めている。はっきり言って、スポーツパッドといってもいいくらいの性能なのだ。サカキ先生を「どっちに分類したほうがいいんだろう」って 迷わせたくらいだ。タッチからするとストリート、耐フェード性ではスポーツ。

低温から使えるスポーツパッドといいたいところなんだけど、スポーツパッドで重要視される前後バランスやロック寸前のコントロール性のつかみにくさなどを考えると、ちょっとばかりつらくなってしまう。とってもできのいい ストリートパッドと見た方がいいだろう。

雨宮栄城の「本音で言わせてもらうと・・・・」

純正メーカー?? 甘く見ちゃったボクがバカでした。最初にテストしたアクシスでも同じなんだけど、これまでのストリートパッドとは明らかに違うよね。スポーツパッドに近い方向で仕上げられていると思うんだ。 しかも、スポーツパッドにありがちな、いきなりロックってこともないし、純正に近い感じのタッチで使いやすいね。
初心者だけでなく、最近のスポーツパッドのタッチが好きになれない中級者以上にもオススメなんじゃないかなあ。

・レポート /CARBOY編集部
・ドライバー/雨宮 栄城
・使用車種/シルビアS15

ブレーキ雑学講座一覧に戻る